はじめに
この記事ではほとんどネタバレなしで劇場版「呪術廻戦:0」を観た上で正直な感想を伝えます。
また見どころや、残念だった点についても触れていきます。
評価・レビュー
まず結論から言うと個人的には面白かったが、万人受けはしないだろうという評価です。
また個人的にも期待しすぎたためか、想像を超えることはありませんでした。
ちなみに12/25現在のTwitter上の評価をざっと確認したところとても好評です。
悪いことを書いている人を探すのが難しいくらいでした。
ですのでもしかしたら世間一般的な評価とずれている可能性はありますが
一個人の意見として書いていきます。
まずは残念だった点から述べていきます。
残念だった点①:期待が高すぎた
1番の理由はこれが原因だと思います。
アニメ『呪術廻戦』の出来がとても良く、『鬼滅の刃』の次に来るブームと言われていた作品で
同じジャンプ原作のアニメなら、どうしても『鬼滅の刃』と比べてしまいます。
では『劇場版 鬼滅の刃 無限列車』と比べると正直見劣りすると感じました。
私個人としては『鬼滅の刃』よりも『呪術廻戦』の方が好きですが
ひいき目に見ても結果は変わりません。
決定的な違いは2つあると思います。
1つは『鬼滅の刃 無限列車』に比べて感動シーンが極端に少ないからです。
『鬼滅の刃』は泣ける家族とのシーン、煉獄さんのシーンと感動する場所が多いですが
『呪術廻戦』にそのような泣けるシーンはほとんどありませんでした。
2つ目は時系列の問題です。
『鬼滅の刃』ではアニメの続きで時間軸が進んでいますが
『呪術廻戦』はアニメの時間軸より前になります。
そのためアニメでメインキャラだった虎杖や伏黒などが登場しないため
アニメだけしか観ていない人はキャラへの感情移入が難しいという点があります。
残念だった点②:語句や設定の説明がほとんどない
これも上記で述べたアニメの続きの時間軸ではないというのが関係しています。
アニメでは言及されなかった設定や物語が進むにつれて分かる設定が多く描かれています。
またさらっと新しい用語がでたり、新キャラも多く出てきたため
アニメ勢はおいて行かれる人が多くいると思います。
残念だった点③:どうしてもシンジと被る
これは公開前から一部で言われていたことですが、やはり脳裏に彼がチラつきます。
セリフも似たようなものが多く、演出もオマージュしたように描かれているため余計そう感じてしまいます。
実際、製作陣も意図して寄せてきているのでしょうが、正直個人的には作品に没頭しにくかったです。
見どころ①:戦闘シーンと音楽がいい
まずはさすがというべきか戦闘シーンの作画がとても滑らかできれいでした。
特に棒術のシーンは滑らか過ぎておどろきました。
そして派手な戦闘シーンでかかるカッコいい音楽がより壮大さを演出してくれます。
また個人的にKing Gnuの『一途』のギターフレーズがとてもカッコよくお気に入りです。
見どころ②:多くの呪術師の戦闘描写があった
これはアニメしか観ていない層にも考慮してなのか藤堂・三輪・メカ丸といった京都校も面々やナナミンの戦闘が描かれていたのはよかったと思います。
ナナミンについては作中で語られている『黒閃』最高記録4回が描かれていたり
今後活躍予定の冥冥や日下部などの戦闘シーンも描かれていたのは原作ファンとしてはとても嬉しいです。
見どころ③:五条悟 対 ミゲル
原作ファンならある意味一番気になっていたのでと思うのがこの2人の対戦カード。
あの最強の五条悟を10分以上足止めしたミゲル。
五条からも「厄介なやつがいる」と評されるだけの実力者です。
そのミゲルの戦闘シーンやどうやって五条悟を足止めしたのかが描かれています。
見どころ④:乙骨優太 対 夏油傑
本作のメインの戦闘ですね。
オリジナル要素が追加され、原作よりも濃い戦闘シーンとなっています。
漫画ではあまり思いませんでしたが、夏油ってこんなに強かったんだなと感心しました。
また乙骨が『黒閃』を放ったのにも驚かされました。
私の記憶が正しければ漫画では描かれていなかったと思うので
オリジナル要素で入れてきたのには感動しました。
もし漫画でも描かれていたらすみません。。。
その他Twitter上の評価
- 真希先輩のローアングルがエロい
- 狗巻の活躍が見れて嬉しい
- パンダがゴリラはいつ見ても笑える
- 夏油がイキイキしてて気持ち悪かった(いい意味で)
- 安定の五条のカッコよさ
総評
見どころで紹介している点を観ていただいたら分かるように
多くの部分が原作ファンだったりと詳しい人が見たら面白いと思うところが多いです。
それが分からないと決して楽しくないとは言いませんが
この映画の良さが6割くらいしか伝わらないと思います。
ですので総評としては下記になります。
漫画で内容を知っている人や設定に詳しいファンはとても楽しめる作品。
アニメのみの視聴者や詳しくない方からしたら普通な作品。
映画をより楽しむための方法と用語の説明は下記記事でしてありますのでよければ参考にしてください。
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