はじめに
テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の世界感を引き継いだ新作映画 劇場版「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の3部作目にして完結編にあたる「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」が2021/11/26に公開します。
それに先駆け、過去2作のハイエボリューションを振り返るため、あらすじ&感想(ネタバレ有)を書いていこうと思います。
今回は2作品目の「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション2」の記事です。これから最新作のエウレカを見に行こうと考えている方は、是非、この記事で予習・復習していって下さい。
1作品目も振り返りたい方は下記記事も見てください。
主な登場人物
- 石井・風花・アネモネ
-
早くに母を亡くし、幼い時に父・賢もエウレカセブンと戦うために出征して帰らぬ人となった。
強気なふるまいで 、孤独な自分を守りながら成長したアネモネ。
7年後、彼女は、エウレカセブンと戦うための特殊部隊アシッドの一員となり、
反攻作戦アクペリエンスに参加する……。 - エウレカ
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73の国、26億人を滅ぼした、人類と敵対する存在。
東京に出現したエウレカは7番目で、エウレカセブンと呼称される。
エウレカセブン殲滅のためその内部へとダイブしたアネモネが、
その深部で見つけたのは一人のエウレカと名乗る少女だった。 - ドミニク
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エウレカセブンにダイブしたアネモネを助ける青年。
- デューイ・ノヴァク
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エウレカセブン付近で発見された謎の男。研究対象としてアシッドに拘束されている。拘束椅子に固定されているが、足は宙空へと消えかけている。
- ガリバー
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アネモネが小さいころから大好きな人気キャラクター。
あらすじ
テレビシリーズでも重要な役割を果たした人気キャラクターのアネモネを軸に、父をなくしたアネモネの魂の軌跡を、シリーズで初めて東京を舞台に描く。
実験部隊「アシッド」が実行する作戦の要として、7年前に父が散った戦場でもある東京に降り立ったアネモネ。
そこで彼女は、人類の敵である「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と戦わなければならなかった。
エウレカセブンによって追い詰められた人類はアネモネに希望を託すしかなく、彼女はエウレカセブンへの内部へと入り込むが……。
(映画com.より引用)
【ネタバレ有】あらすじ
前提としてアニメシリーズともハイエボリューション1とも違う別世界の『地球』が舞台です。
エウレカは失われたレントンと再会するため、シルバーボックスの力を利用し、自らスカブコーラルを産み出し、レントンを再生させるための仮想世界をつくります。しかし、何度やり直してもレントンは死んでしまいます。
やがてエウレカが創った仮想世界の残骸は『エウレカセブン』として、地球を破滅に導きます。
↑『エウレカセブン』↑
『エウレカセブン』を倒すために人類は『ASSID』を設立します。その一員である 石井・風花・アネモネは幼いころに、 『エウレカセブン』に父を殺されています。
物理的なダメージを与えられない 『エウレカセブン』に対し、人類はダイブという”意識を『エウレカセブン』内部に転送できるというマシーンを使って対抗します。
ダイブを使い『エウレカセブン』内部に入ったアネモネの意識は、the ENDに乗りこみ、ニルヴァーシュに乗るエウレカと闘います。仮想世界内でエウレカを倒すと現実世界で『エウレカセブン』の一部を消滅させることに成功します。
その後も、レントンを蘇らせたいエウレカと、世界を守りたいアネモネは何度も闘いを繰り返します。
アネモネの妨害により、あと一度しか世界を想像できなくなったエウレカは、アネモネに、父が死ぬ直前の光景を見せ、これ以上邪魔をしなければ、父が生きている世界を創ると提案します。
苦悩するアネモネでしたが、最後は”父が守ろうとした未来はここじゃない” と言い、世界を守ることを決意します。
アネモネはドミニクと共にガリバー・ジ・エンドに乗り込み、決死の覚悟で攻撃し、エウレカの仮想世界に乗り込むことに成功します。
エウレカとの対話でエウレカを悲しみの淵から引きずり出します。
エウレカはアネモネの力を借りて、囚われていた仮想世界から抜け出すことに成功します。
そしてレントンがいない世界で生きていくことを決意します。
エウレカを失ったことで『エウレカセブン』は崩壊し、仮想世界で生きていた人々が、こちらの世界で出現します。
また突如、ニルヴァーシュも現れ、エウレカが誰かに呼ばれていると言います。
場面が変わり、どこかの世界?にいるレントンが”待っていてエウレカ。必ず戻るから!!”といて ANEMONEの本編は終了します。
感想
今作のタイトルはANEMONEですが、主人公はアネモネだけではなく、エウレカも主人公だと思います。
アネモネは父を、エウレカはレントンを亡くしており、どちらもひとりぼっちの少女です。
その少女たちが”世界か愛する人か”を選ぶ 物語となっており、とても面白い構成です。
また前作では不評だったテレビアニメのシーンの焼きまわしは今作でもありましたが、割合でいうと2割くらいですし、今作に至っては、仮想世界との区別するためには有効な表現のため気になりませんでした。
あえて気になる点を挙げるとしたら、用語や状況の説明が少なく、理解が難しい箇所があるというとこでしょうか。
テレビシリーズやハイエボリューション1の内容が曖昧だと1回の視聴では理解できないかもしれません。
1作品目と2作品目で新たな物語の道筋を描いてきたという形のため、3作品目がどのようになるか楽しみです。
予告映像を観ると、今までもエウレカセブンの世界観を大きく変えるような作品になっていると思います。
EUREKAを観ましたら、また記事書きます。
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