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最新作【EUREKA】を見る前!!ハイエボリューション1 あらすじ・振り返り

レントン
目次

はじめに

テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の世界感を引き継いだ新作映画 劇場版「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の3部作目にして完結編にあたる「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」が2021/11/26に公開します。

それに先駆け、過去2作のハイエボリューションを振り返るため、あらすじ&感想(ネタバレ有)を書いていこうと思います。
今回は1作品目の「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」の記事です。これから最新作のエウレカを見に行こうと考えている方は、是非、この記事で予習・復習していって下さい。

主な登場人物

レントン・ビームス(レントン・サーストン)

地方都市ベルフォレストで育った14歳の少年。直情径行で喜怒哀楽が表情にすぐ出るタイプ。英雄アドロックの息子という目で見られることに嫌気がさしており、何もない故郷でリフだけを楽しみに暮らしていた。レイとチャールズの夫婦の養子になって9年が経つが、その関係はぎこちない。

エウレカ

人型コーラリアン。人間そっくりの姿をしているが、その内面は人間とは大きく異なっている。アドロックとともに10年前のサマー・オブ・ラブの現場に立ち会っていた。その後、保護観察対象として、ホランドが隊長を務めるファシリティ・ガードとともに行動をするようになっている。

アドロック・サーストン

公共福祉査察軍生化学即応軍に所属する科学者で、レントンの父。スカブコーラルを殲滅するネクロシス作戦を立案するが、その途中で、ある考えを持って反乱を始める。エウレカのことを娘のように慮っていた。死後はサマー・オブ・ラブの危機から世界を救った英雄として讃えられている。

チャールズ・ビームス

レントンの養父。情熱的な性格で、様々な面で“濃い”人物。アドロックの部下の一人であり、10年前にはネクロシス作戦に参加していた。現在は、民間軍事企業スターリング・ソリューション・サービスに出向中。

レイ・ビームス(レイ・ノートン)

レントンの養母。きつそうに見えるがとても愛情深い。9年前にチャールズと結婚し、レントンを養子に迎えた。チャールズと同様、パイロットで、現在はスターリング・ソリューション・サービスに出向中。

デューイ・ノヴァク

ホランドの兄で、アドロックの弟子の一人。10年前は独立即応強襲隊に所属し、ネクロシス作戦に参加。ホランドとともにリフの名手として名を馳せていた。

ホランド・ノヴァク

アドロックの弟子の一人。実力派のリフボーダーとしてレントンのあこがれの対象だった。10年前には独立即応強襲隊に所属し、ネクロシス作戦に参加していた。その後、公共福祉査察軍からエウレカとともにファシリティ・ガードへと移籍する。

あらすじ

2005~06年にテレビ放送されたSFロボットアニメ「交響詩篇エウレカセブン」を新たによみがえらせた劇場版3部作「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の第1部。テレビシリーズの物語を再構成し、新作映像と再撮影映像を交え、すべてのセリフも再構築。

作中で何度か言及されてきた過去の大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」を初めて映像化し、新たな物語を紡ぎ出す。10年前に世界を揺るがせた大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」で父アドロックを失った少年レントンは、辺境の街ベルフォレストで単調な日々を過ごしていた。

そんなある日、LFOと呼ばれる人型マシンのなかでも世界最古の機体「ニルヴァーシュ」がレントンの前に降り立ち、そのコクピットからエウレカと名乗る少女が姿を現す。偶然の出会いから旅に出ることになったレントンとエウレカだったが……。

映画com.より引用)

【ネタバレ有】 詳細あらすじ

この作品は ”サマー・オブ・ラブ ”編とテレビアニメの再編集の2つに分けて記載していきます。

サマー・オブ・ラブ

まず、アニメシリーズでは描かれなかったサマー・オブ・ラブから描写されます。
人類とコーラリアンとの闘いを終わらすために 「決戦弾頭シルバーボックス」 が開発されました。その開発者がレントンの父である アドロック・サーストン です。

決戦弾頭シルバーボックス
©2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

決戦弾頭シルバーボックス

人類はその「決戦弾頭シルバーボックス」を スカブコーラルの指令クラスタにを打ち込んで、そこから流れる音楽のビートや波長をスカブコーラルと同調させることで、スカブコーラルを制御?する作戦を決行します。

しかし、アドロック・サーストンはこの作戦の欠点に気づき、この作戦を止めるためにオリジネートゼロ(後のニルヴァーシ)にエウレカと共に乗り込み、シルバーボックスの着弾スポット(スカブコーラル司令クラスタのポイント)へと向かいます。

予定通り「決戦弾頭シルバーボックス」はスカブコーラル司令クラスタのポイントに着弾し、音楽を奏で始めるますが、予定と違う動きを始める「決戦弾頭シルバーボックス」。その 「決戦弾頭シルバーボックス」 を手動で スカブコーラルに同期させるため、デューイとホランドが向かいます。そこへアドロックが 「決戦弾頭シルバーボックス」を妨害するためにこちらに向かっていることが分かり、ホランドはアドックを止めるべくそちらに向かいます。

またデューイは、「決戦弾頭シルバーボックス」をスカブコーラルに同期させるためにシルバーボックスの内部へと入っていきました。

しかし既に「決戦弾頭シルバーボックス」は制御不能となっており、スカブコーラル司令クラスタが暴走をはじめ、地球を丸ごと取り込んでしまおうとします。

アドロックはホランド共にシルバーボックスに向かいますが、スカブコーラルの暴走が始まったため、ホランドに逃げるよう指示します。さらに、人間が招いた災厄にコーラリアンを巻き込めないとして、エウレカをオリジネートゼロの脱出ポッドで射出します。

アドロックは「決戦弾頭シルバーボックス」を止めるため、自らの命犠牲にして 「決戦弾頭シルバーボックス」 の暴走を止め、破壊します。そして、自分の命が消えていくなかで「世界」の全貌を垣間見て、涙を流し、彼はこのスカブコーラルの暴走騒動に「サマー・オブ・ラブ」と名付けるのでした。

アドロック・サーストン
©2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

アニメ再編集

作中では演出の観点かレントンの語り口調のため時系列がかなり前後してしますので、分かりやすく通常の時系列で説明します。

22日前

ベルフォレストで過ごすレントン・ビームス(劇場版ではビームス夫妻の養子という設定)は何も変わらない退屈な日々を過ごしていましたが、そこにニルヴァーシとエウレカが現れます。

13日前

遺跡現場ハッシェンダで、アクペリエンスが起こり、アミタドライブを洞窟の奥に捨てに行ったエウレカがスカブコーラルに取り込まれます。一命はとりとめたものの、エウレカの身体にはスカブが付着します。

10日前

病室で横になっているエウレカとレントンは会話します。しかし、レントンはエウレカに拒絶されていると感じ、月光号に居場所を見失ったレントンは月光号を飛び出します。

7日前

野宿している間にレントンは財布や荷物を盗まれてしまい、途方に暮れながらステージの下で眠りにつくと翌朝、そこでは音楽フェスが行われていました。そこで義理の両親であるチャールズとレイと再会します。

6日前

ビームス夫妻の船で過ごしていくうちに、居心地がいいと感じていきます。

その後、ヴォダラクが起こしたテロがあった街で、関係ないヴォダラクの少女が不当な扱いをされていることに憤りを感じ、少女を助けるために行動します。
ですが、少女は亡くなり、少女もレントンの助けを必要としていなかったことを知り、レントンは自分の行動が一人善がりであると自覚します。

3日前

ヴォダラクの娘との一件について、チャールズはレントンと会話します。

2日前

チャールズとレイはレントンに自分たちのことを、パパ・ママと呼ばないか?と提案します。レントンはヴォダラクの一件で失望されたのではないかと心配していましたが、まだ息子として扱ってくれて嬉しくて泣いてしまいます。

9時間前

レントンは KLFの調整を兼ねてチャールズと一緒にKLFに乗って空へと飛び立び立ちます。
しかし、その際にチャールズ夫妻が、月光号襲撃とエウレカの抹殺の任務を課されていることを知ります。レントンはチャールズから、ここから出ていくも留まるもよしという提案を受けます。

3 時間前

レントンはチャールズ夫妻の下から出ていくことを決断し、荷物をまとめます。

そこにチャールズ夫妻が現れます。レントンは2人に自分がアドロック・サーストンの息子でなくとも養子にしてくれましたか?と問いかけます。2人はもちろんだと答えます。

現在

チャールズ夫妻の船から飛び出したレントンは、野犬に追われています。
そして夕日に向かって走り出します。

12分後

エウレカのもとへ向かうため、夕日に向かって走り出します。

内容としてはチャールズとレイが、レントンを養子に迎えたという設定以外はほとんどテレビアニメと同じになっています。

夕焼けをバックにしたレントン
©2017 BONES/Project EUREKA MOVIE

感想

アニメでは語られなかったサマー・オブ・ラブがついに描かれたことは、アニメをリアルタイムで見ていた私からしては、とても嬉しかったです。ただもう少し説明があれば分かりやすいのにとは感じました。ただ、あくまでもこのハイエボリューション1はレントンの成長の物語だと思うので、それ以外のシーンにあまり時間をさけなかったというのはあるのでしょう。

だからこそアニメの再構築編には少しがっかりしたのも事実です。
再構築が悪いとはいいませんし、チャールズを義父にするのも少し無理があるいとは感じましたが、2人の父親という構図を作りたかったのでしょうから仕方ありません。
全体の構成も少ない時間でレントンの成長を上手に描かれていると思います。
だからこそ、アニメシリーズの映像を焼きまわししていることにはがっかりしました。
予算や時間の都合上難しかったのかも知れませんが、新シリーズで3部作と題うった1作品目が、このような形ですと、2作品目以降も心配になります。構成やコンセプト自体はとてもいいと思うだけに、映像の方でも頑張っていただきたかったです。

次作以降に期待しましょう!!

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